このような疑問に答えます。
この記事を読めば言語聴覚士の年収(給料)が分かります。
さらに言語聴覚士の年収(給料)で生活するために工夫すべきことも分かります。私は現役の言語聴覚士。10年以上ずっと言語聴覚士として働いて生活しています。
では、さっそく始めましょう!
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言語聴覚士(ST)の平均年収(給料)の手取りは低い?高い?
結論から言うと低いです。
日本の民間平均年収:458万
(令和4年)
STの平均年収:430.7万円
(令和4年)
ココで言語聴覚士の平均年収約430万円から手取り額を計算します。
手取り額を出すために税金や社会保障費等を引きます。それらを引いて毎月の手取りとして計算すると約27万円。
手取り27万円あれば1人暮らしは十分可能なレベルです。
1人暮らしは可能!でも言語聴覚士(ST)の年収(給料)は低いので新人時代は要注意!
しかし注意なのが年収約430万円というのはあくまでも平均。1年目からもらえる給料ではありません。
新人時代は年収が低くなります。実際、言語聴覚士の新人の時期にあたるデータを見ると
20〜24歳の年収:335万7,800円
月の手取りにすると約21万円。
私の新人時代はもっと少なく、月の手取り+ボーナスを平均化したら手取りは20万円なかったです。
新人時代の月の手取りは平均よりも数万円以上低いことは知っておきましょう。
言語聴覚士(ST)の年収(給料)はなぜ低いのか?
なぜ言語聴覚士の年収(給料)が低いのかというと診療報酬で得られる収入が決まっているから。
ココでは病院で働いている言語聴覚士を例にあげます。
言語聴覚士が行う練習には点数が決められており、この点数を取ることが病院の収入になります。これが診療報酬です。
そして、病院の収入の一部が言語聴覚士の人件費に使われます。つまり言語聴覚士の年収(給料)になるということです。
点数は言語聴覚士が行った練習の質や種類によって変わりません。
例えば、どのような質の練習でも同じ点数です。
また練習に点数が決められているだけでなく、言語聴覚士が行える時間には制限があります。
言語聴覚士が一般的に行う練習や指導等は1単位20分と決まっています。
これは新人言語聴覚士であってもベテラン言語聴覚士であっても一緒です。
さらに1日に取れる単位数や勤務時間は決まっているので、行える単位数に限りがあります。
例えば、新人言語聴覚士は1日20単位くらいしか取れないけど、仕事の早いベテラン言語聴覚士なら30単位取れるということにはなりません。
以上から言語聴覚士が取れる点数は経験年数問わず決まっており病院は給料を高くしにくい。つまり言語聴覚士は年収(給料)は低くなります。
※補足:同じリハビリ職の理学療法士(PT)や作業療法士(OT)も1単位20分は同じです。
同じ職場の言語聴覚士(ST)なのに年収(給料)が低い理由
実は同じ職場で同じ言語聴覚士として働くにも関わらず年収に差が生じる場合があります。
その理由は学歴です。
一部の就職先では、同じ言語聴覚士の資格であっても大学卒業の言語聴覚士なのか、それとも専門学校卒業の言語聴覚士なのかで給料に差をつけています。
基本的に大学を卒業して言語聴覚士の資格取った方が給料が高いです。
なので、同じ職場で同じ新人言語聴覚士だったとしても就職した時から給料に差が生じることがあります。
言語聴覚士として働くのであれば大学で言語聴覚士の資格を取った方が給料が高くなりやすいです。
言語聴覚士(ST)の年収(給料)は低いので支出を知るのが重要
更に注意点があります。支出です。言語聴覚士としてかかりやすいお金、いわゆる維持費みたいなものがあります。
基本的には以下の3つ
- 勉強会
- 協会等の会費
- 本の購入
言語聴覚士として働いていると技術や知識の向上等を求められます。
それらにはお金がかかります。
職場によっては費用を負担してくれるところがあるものの、全額や毎回の負担は難しかったり、全く負担してくれなかったりします。
結局、自分で支払うことが多いです。
例えば、勉強会だと出席するのに数千〜数万円かかるものがあります。
更に勉強会の会場に行くのに交通費もかかったりするので1回行くだけでもかなりの金額になることがあります。
勉強会に参加するだけでなく、本の購入等も重なると年間数万円以上の出費になることも珍しくなく結構な負担です。
言語聴覚士の年収は低い!でも年収(給料)が高いことだけがメリットじゃない!
「じゃあ、言語聴覚士のメリットってないの?」って感じだと思うので、言語聴覚士の大きなメリットを1つ言うと求人です。
日本の有効求人倍率の平均:1.31(令和4年)
言語聴覚士の求人:3.74
(令和4年)
求人があると何が良いかって言うと
- 職場を変えやすい
- 住みたい地域に住みやすい
求人があると何かしらの理由で職場を変える必要があっても安心です。また職場を変えやすいと住みたい場所に住みやすくなります。
例えば
- プライベートを充実させたいから都会に住みたい
- 家賃が安いとこに住みたい
- 家庭環境が変わった
等、住む地域を自分の希望に合わせやすい。
実際、私は何度か職場を変えています。その時も自分の希望する場所に住むことができています。
求人があることが言語聴覚士の大きなメリットの1つです。
言語聴覚士(ST)の年収(給料)は低い!それでも資産を築けた方法【経験談】

「メリットデメリットは分かった。でも、生活できないのは困る!」と思うので、ココで私が年間数十万程度資産を増やした方法を紹介します。
重要なのは収入−支出で考えること。
基本的に以下の方法で資産を増やしました。
✔収入を上げた方法
- 基本給の割合が高くて年収(給料)が高い職場に変える
- 同じところで働き続ける
✔支出を減らした方法
- 勉強会や会費はしっかり吟味する
- ネットを活用する
- 中古本を利用する
収入を上げた方法
収入を上げる方法は限られています。特に最初が大事なのでよく調べてください。
重要なのは、基本給の割合が高くて年収(給料)が高い職場にすること。
年収(給料)を上げるのであれば早めに基本給の割合が高くて年収(給料)が高い職場にした方が良いです。ココが一番目に大事。
理由は基本給が低いとボーナスも低くなるから。一般的にボーナスは基本給に対して〇ヶ月分として計算します。
例えば基本給25万と20万の場合で、それぞれボーナスが2ヶ月分だとして計算すると
- 基本給25万✕2ヶ月=50万
- 基本給20万✕2ヶ月=40万
と10万円程度差が出ます。
よくあるのが、年収は他と一緒だけど基本給が低くて手当で増やしているトコロ。この場合ボーナスが低くなり、当然年収(給料)も少なくなる傾向があるので要注意。
私が転職した時はなるべく基本給の割合が高くて年収(給料)が高い職場にしました。
同じところで働き続ける
年収や給料が比較的良ければ、同じところで働き続けて昇給した方が良いです。
もちろん、現状年収(給料)が安いのであれば早めに転職することで高くなります。しかし、むやみに転職すると年収や給料が下がるので注意。
例えば、経験年数が同じ10年目でも同じ職場で10年働いているのと、転職してその職場では1年目だとすると年収で数十万以上違うのも珍しくないです。
一方で昇給額はどの職場も大きく違わないことが多い。私の経験上年1回で平均3000円前後の昇給のトコロが多かったです。
先程最初が大事と言ったのも給料が低いトコロで働き続けると年収は低いまま。
更に数年以上働いた後、転職したらしたで同じ経験年数の人と比べた時に自分の方が給料が低いってことになり、年収や給料が少なくなる可能性があります。
年収や給料を上げたいのであれば早めに年収や給料が高いトコロで働き始め、そこで働き続ける方が良いです。
早めに良いトコロで働くためには日頃から情報収集が大事です。
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支出を減らした方法
収入の次は支出を少なくしましょう。なるべくお金を使わないことが大事。支出が減れば給料が上がるのと同じ効果があります。
私が主にしているのは以下の3つ。これらはある程度自分で調整できます。
- 勉強会や会費をしっかり吟味する
- ネットを活用する
- 中古本を利用する
勉強会や会費はしっかり吟味する
勉強会に参加するのは、金銭的には元が取りにくいと考えた方が良いです。
つまり、勉強会で学んだことが年収や給料のアップにつながりにくい。
勉強会は基本ガチャ。参加してみないと内容が分からないです。無料のモノでも参加して良かったモノがあれば、数千円以上払っても「?」っていうモノもあります。
またあくまでも年収や収入の面だけでみると、お金を出して勉強会に出席するのはコスパが良くない。
例えば、1万円の勉強会に参加したからといって、その後収入が1万円以上増えることは少ないです。
私の新人時代はお金を払ってでも、なるべく勉強会に行くようにしていました。ただ今思うと、お金や時間をかけた割に年収や給料は上がってないです。
もちろん、勉強会に参加し技術や知識が上がって仕事がしやすくなります。ただ、収入と支出の面で考えると釣り合わないです。
次に会費に関してです。主に言語聴覚士協会と県士会の話。
言語聴覚士協会は年間1万円かかるものの会員になることで文献等が載った雑誌が届いたり、保険に加入できたりします(2023年10月時点)。
個人的に割高だと思いますがメリットはあります。現状の会費あれば、理学療法士協会のように店や施設などでの割引サービスをつけてくれるのを期待してます。
一方で県士会は費用の割にメリットが良く分からなかったです。結果不要でした。
会費は1度払い出すと利用してないのに、とりあえず払い続けてしまうので最初に良く考えましょう!
ネットを活用する
今はネットで情報収集できます。
文献の検索はネットでするのがお金だけでなく時間的にもコスパが高い。
- j-stage
- pubmed
を利用するコトで文献は調べられます。
全部の文献を無料で調べられるわけではないものの、多くの文献を無料で閲覧でき、出費の削減ができます。
またネットで閲覧できるので自宅で検索ができ、時間の削減にもなります。
昔はわざわざ図書館に行っていたので時間削減の面で考えても良い時代になりました。
中古本を利用する
「でも本も欲しい!」って場合は中古本を利用するのが良いです。本も勉強会と一緒でガチャ的。高い金額を出して失敗する可能性があります。
ST分野の本は売っている場所が少なく大型書店に行っても取り扱っていない本が多い。
なので実際に手に取れず、とりあえずネットで買って失敗ってコトが多い。しかも1冊数千円以上するモノが多いので結構な出費になります。
ただ中古本を利用すれば出費を軽減できます。特にAmazonであれば中古本で売っているモノがあります。普段から中古本の選択肢があると支出を減らすのに効果的です。
【まとめ】言語聴覚士(ST)の年収(給料)は低い。でもメリットがある!
言語聴覚士の年収(給料)は低い。また言語聴覚士特有の支出もあります。
ただ重要なのは収入−支出。
✔収入を上げた方法
- 基本給の割合が高くて年収(給料)が高い職場に変える
- 同じところで働き続ける
✔支出を減らした方法
- 勉強会や会費はしっかり吟味する
- ネットを活用する
- 中古本を利用する
の方法で資産を増やせました。
言語聴覚士は年収(給料)が低い一方で、選択肢があるのはメリット。私が今まで言語聴覚士として働き続けられているのは選択肢があったからです。
もし、あなたが「年収(給料)は低くていいから言語聴覚士になりたい!
でも学力が心配という方は以下の記事を読んで下さい。
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【現役STが解説】言語聴覚士(ST)は頭の悪い人でもなれる?国家試験に一発合格した方法とは
今回の記事が参考になれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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