✔頭の悪い人でも言語聴覚士(ST)になれるのか
✔言語聴覚士(ST)になるために頭の悪い人がすべきこと
✔言語聴覚士(ST)になるために勉強のモチベーションを保つ方法
私は現役の言語聴覚士です。言語聴覚士の国家試験では8割以上得点して1発合格しました。しかし、頭が良かったわけではありません。
学生時代はコミュ力0に加え、頭も悪かったので養成校の入学試験では何度も落ちまくりました。ただ何度も養成校の試験に落ちてきたおかげで、勉強方法が分かり国家試験では1発合格できました。
今では何をすべきだったのか分かります。
あなたが昔の私と同じ苦労をしなくて良いように、今回は頭が悪くても言語聴覚士になれる方法をお伝えします。
最短で言語聴覚士になってください。
さっそく始めましょう!
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言語聴覚士(ST)には頭の悪い人でもなれる?
結論、なれます。頭が悪いの基準は独断で偏差値50以下とします。
実際、私は偏差値50以下だったものの無事に言語聴覚士になれました。
ただコツがあるので頭が悪い人は一緒に頑張りましょう!
言語聴覚士(ST)になるには頭の悪い人でも学力を試される
言語聴覚士になるには学力を試されます。
いつ学力が試されるかというと主に3つ。
- 養成校に入学する
- 進級する
- 国家試験に合格する
これらのハードルを越えるためには対策が重要です。
言語聴覚士(ST)になるために頭の悪い人がすべきこと
言語聴覚士になるには具体的な情報収集と最大限勉強に時間をかけることが重要です。
私自身、頭が悪いです。なので勉強が苦手な人の特徴が分かります。
勉強が苦手は人は以下の特徴があります。
- 目標がない、もしくは目標を決めるのが遅い
- 目標までの計画が雑
- しなければならないコトをしない
- しなくてよいコトを繰り返しする、または考えてしまう
- 頭が悪いのに勉強時間が短い
目標に関して言えば、あなたは既に言語聴覚士になるという目標を決めているハズ。しかし、目標を決めても、とりあえず勉強し始めるのはNG。
なぜなら、言語聴覚士になるために何をすべきか分からないまま勉強しても時間と労力を無駄にしてしまいやすいから。
それは、今まで登山をしたことがないのに、準備や練習をしないまま「あの山に登ったら楽しそうだからとりあえず登ってみる」と同じくらい危ないです。
大切なのは目標を決めてから具体的に何をいつまでにするのか考えて行動することです。
昔の私みたいに「とりあえず勉強すればいい」と考えていると養成校の入学試験で何度も落ちます。仮に養成校に入学できても卒業できない、国家試験に合格できないってことにもなります。
言語聴覚士(ST)になるために頭の悪い人は情報収集することが重要
言語聴覚士(ST)になるために頭の悪い人は情報収集することが重要です。
では具体的には3つ。
- 養成校の難易度・入試科目
- 国家試験の過去問
- 養成校の定期試験の内容
養成校の難易度・入試科目
まずは養成校の難易度とあなたの得意な科目もしくは頑張れそうな科目で入試を行っている養成校を探します。そして具体的に目標とする養成校を決めます。
理由としては、具体的に養成校を決めてから勉強した方が勉強の質が上がり、勉強した内容が身につくからです。
逆にやってはいけないのが、例えば「どこの養成校も英語があるから、とりあえず英語を勉強しておくか、、」など、具体的に養成校を決めずに勉強し始めること。
目標(=ココでは養成校)を具体的に決めずに勉強し始めてしまうと、「ここがダメでも、あそこもあるから大丈夫!」と油断してしまい勉強が身につきません。
また同じくらいの難易度の養成校で同じ入試科目であったとしても出題方法を変えられると答えられない可能性があります。
なので早いうちから養成校を決めて、養成校ごとに出題傾向を確認し勉強するのが重要です。
言語聴覚士の国家試験の過去問
無事に養成校に入学できたら、なるはや(意味:なるべく早く。1年生から。)で言語聴覚士の国家試験の過去問を解き始めてください。
ここで確認しておきます。あなたの目標は言語聴覚士になること、つまり言語聴覚士の国家試験に合格することです。養成校に入学することではありません。
なので養成校に入学したら、すぐに国家試験までの日にちが1日ずつ近づいていることを意識して1年生から国家試験の勉強を始めてください。
言語聴覚士の国家試験は出題範囲が広く、普段使わない言葉が多いので覚えにくく勉強に時間がかかります。油断して国家試験を受けると普通に落ちます。
ちなみに言語聴覚士の国家試験の合格率は6〜7割前後。人によっては頭が悪くても合格しやすいと思うかもしれません。
しかし、あなたは油断しないでください。
誤解するといけないので話しておくと、言語聴覚士の国家試験を受験している人というのは、言語聴覚士になるという目標をもって養成校に入学し数年間も勉強している人です。受験料さえ払えば試験を受けられる訳ではありません。
更に学費も数百万円レベルで払い、何週間も実習に行ってようやく受験資格を得ています。
これだけ言語聴覚士になるために時間もお金も労力もかけているので、みんな国家試験の勉強を必死でしてきて受験しています。
合格率が6〜7割もあると考えるのではなく、むしろ一生懸命勉強しても3〜4割も落ちてしまうと考えるべきです。頭の悪い人が何も対策しなければ試験に落ちます。
養成校に入学できてもスタートラインに立っただけと考え、入学した勢いでそのまま国家試験を始めてください。
1日でも早く国家試験の勉強を始めることが重要です。
以下の記事では、頭の悪い私でも言語聴覚士の国家試験で8割以上得点して合格した本を紹介しています。
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養成校の定期試験の内容
養成校に入学したら定期試験の内容に関する情報収集も重要。定期試験の内容は医学や言語・高次脳機能だけでなく、社会福祉・教育などもあります。
1つの科目だけで見ても範囲が広く、内容が難しいです。授業をちゃんと聞いていても定期試験に合格できない場合があります。
定期試験に合格しないと進級できず卒業できない可能性があります。卒業できないと当然、言語聴覚士になれません。
定期試験対策としては担当する先生ごとに出題傾向があるので、あらかじめ定期試験の過去問の情報収集をしておけば対策がしやすいです。
ではどうやって定期試験の情報収集をするかというと、普段から先輩や同級生を仲良くしておくことです。
先輩や同級生と仲良くしておけば定期試験に関する情報を得られやすくなります。
入学したら勉強だけでなく、早めに先輩や同級生とのコミュニケーションをとって良い関係を作っておきましょう。
言語聴覚士(ST)になるために頭の悪い人は勉強のモチベーションを保つことも重要
情報収集の方法が分かれば、後は勉強するだけ、と言いたいところ。しかし、それだけではダメです。もう1つ重要なのは勉強のモチベーションを保つこと。
モチベーションが高いこととモチベーションを保つことは別物。いくら最初にモチベーションが高くても年単位でモチベーションを保つのは難しいです。
特に頭の悪い人が勉強のモチベーションを保つのは大変です。ココでは頭の悪い私がモチベーションを保った方法を紹介します。
以下のことを知っていれば勉強のモチベーションを保ちやすく言語聴覚士への道が近づきます。
- 言語聴覚士の国家試験に落ちた場合のことを考える
- 言語聴覚士の国家試験を受けるには現役がベストであるを知っておく
- 勉強する環境を調整する
言語聴覚士の国家試験に落ちた場合のことを考える
私は養成校入学直後から国家試験に落ちた場合のことを考えることで勉強のモチベーションを保つことができました。
先程話した通り、言語聴覚士になるには数年以上かかり、お金も数百万円レベルでかかります。
特に国家試験は最後の難関で1番時間もお金もかかっている状況です。国家試験で失敗してしまうと今まで使ってきた多くの時間やお金を失うことになります。
私は「絶対、国家試験に合格する!落ちたら全てが水の泡になる。」という思いを養成校に入学した時点から持っていました。そのおかげで最後までモチベーションを保つことができました。
言語聴覚士の国家試験を受けるには現役がベストであることを知っておく
言語聴覚士の国会試験は現役で受けるのがベストだということを知っておくとモチベーションを保ちやすいです。
実は言語聴覚士の国家試験の合格率は現役生の方が既卒生(=卒業後)よりも高いのです。
現役生の場合、同じ目標の同級生が身近にいるのでモチベーションを高いレベルで保ちやすい。定期的に試験があることで勉強の質も上がります。
一方で既卒生は周囲に同級生が少なくなりモチベーションが低くなる傾向があります。モチベーションが低い状態で勉強しても身につきにくいです。
しかも時間が経つにつれて忘れていくものもあります。既卒生は次の国家試験までの間、勉強できる時間が増えるものの、モチベーションを保ちにくいので合格が難しくなります。
なので、現役で合格することを目指すことが大事です。
勉強する環境を調整する
勉強のモチベーションを保つためには環境も大事。以下の3つの場所で勉強する場合を紹介します。
- 養成校の図書室
- カフェ
- 自宅
私はこれらの場所を組み合わせて利用し、定期試験前や国家試験1〜2ヶ月前は1日10時間程度勉強できました。
基本的に勉強は自宅の外でした方が良いです。自宅だとインターネットや食べ物等、誘惑が多く勉強に集中しにくいからです。
自宅でだらだら勉強するよりも、移動に1時間使ってでも外で勉強した方が効率が良いです。
また一旦外に出れば、外に出るために使った時間や労力があるので「勉強して帰ろう」という気持ちになりやすいです。(=サンクコスト効果)
メインで勉強する場所は養成校の図書室を利用するのが最も良いです。養成校の図書室は席が空いていることが多いので席を確保しやすい。
とりあえず朝イチ行けば、席は確保できます。人が多い時期や時間帯があっても毎日通っていれば人が少ない時期や時間帯が分かってくるので普段から図書室に立ち寄るようにすると良いです。
あと養成校の図書室であれば参考書が豊富であったり、先生に質問したりできるので勉強の環境としては最善です。
カフェに関しては気分転換しつつ勉強するために使うなど補助的に利用。カフェを利用する時の注意点は、お店の迷惑にならないよう人が少ない時間帯に1人席を1〜2時間程度使わしてもらいましょう。
ただ図書室やカフェは閉館・閉店時間があるので自宅で勉強しなければならないことがあります。
もし自宅で勉強するのであれば、良い姿勢で勉強することが大事。ただ自分で何が良い姿勢なのか分かりづらい。また仮に分かったとしても良い姿勢を意識しながら勉強するのは難しいです。
なので、オススメなのがあなたに合った椅子を使うこと。適切な椅子を使えば疲れにくく勉強に集中しやすくなります。
学生時代だけでなく言語聴覚士になってからも勉強や発表などの資料作成で長時間座って作業する時間が多くあります。早い時期から良い椅子を使うのは長い目で見てコスパが良いです。
【まとめ】言語聴覚士には頭の悪い人でもなれる
今回は頭が悪い人が言語聴覚士になるには何が必要かを紹介してきました。もう一度確認しておきましょう。
✔️頭の悪い人が言語聴覚士(ST)なるにはコツがいる
✔言語聴覚士(ST)になるには学力を試される場面がある
・養成校の入学
・養成校の定期試験
・国家試験
✔頭の悪い人が言語聴覚士(ST)になるために必要なこと
・具体的に情報収集する
・具体的に目標設定する
・勉強のモチベーションを保つ
以上のことをして頭の悪い私でも言語聴覚士になれました。
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よかったら読んでみてください。
少しずつでも今から始めることが大事。
今日からできることから始めましょう!
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